*ブラームス(ヨハネス=) (1833〜1897)ドイツの作曲家。バッハ・ベートーベンとともにドイツの3大Bとよばれる。おさないころから,コントラバス奏者(そうしゃ)の父に音楽の手ほどきをうけ,やがてピアノと作曲を本格的(ほんかくてき)に学んだ。1868年,『ドイツ=レクイエム』で作曲家としての地位(ちい)をかためた。ブラームスの音楽はロマン的(てき)な美しい情感(じょうかん)をたたえ,格調(かくちょう)が高く,新古典派(こてんは)の大作曲家である。作品はオペラをのぞくほとんどの分野にわたり,『ハンガリー舞曲(ぶきょく)集』,『ワルツ集』,歌曲『子守歌』などがある。