(1936〜2025 )第266代ローマ教皇。本名ホルヘ=マリオ=ベルゴリオ。アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。両親はイタリアからの移民。神学校で学んだのちイエズス会に加盟。神学教師をつとめたのち,1998年,ブエノスアイレス大司教に就任,2001年に枢機卿に任命される。地元では貧困対策に力をそそぎ,サッカーとタンゴを愛する庶民派としても知られる。一方,1970年代のアルゼンチンの軍事政権との不透明な関係も指摘されている。2013年3月,ベネディクト16世の退位をうけて新教皇に選出される。中南米出身初,イエズス会出身初の教皇として,世界約11億人のカトリック教徒のかじとりをになうことになる。なお,教皇名フランシスコははじめて使われた名前なので「1世」は不要ともされている。