太陽面上のかぎられた領域から突発的に多量のエネルギーが放出される現象。継続時間は平均10分程度であるが,ときには数時間におよぶこともある。太陽面の一部が急激に明るくかがやく現象として発見され,彩層爆発とか太陽面爆発と名づけられた。その後,彩層内の乱れにとどまらず,上層のコロナにおいても1000万℃をこす高温のプラズマが発生し,強烈なX線・紫外線・電波などひじょうに広い範囲の電磁波を放出していることがわかった。また同時に荷電粒子が飛び出し,1〜2日後に地球に到達して磁気圏に種々の影響をおよぼす。
コーチ
フレアは黒点の近くで発生することが多く,黒点活動と
関係が深い。