フロギストンせつ【フロギストン説】 1703年シュタールが提唱(ていしょう)した燃焼(ねんしょう)の考え方。燃焼(ねんしょう)は物質(ぶっしつ)からフロギストン(ギリシャ語で炎(ほのお))という物質(ぶっしつ)がすばやくにげさる現象(げんしょう)であるとした。この理論(りろん)はすべての化学変化(へんか)を統一的(とういつてき)に説明(せつめい)するものとしては最初(さいしょ)であったので,18世紀(せいき)後半ラボアジエの酸素説(さんそせつ)によって否定(ひてい)されるまで多くの化学者に受けいれられた。