ぶんがくかい【文学界】 明治(めいじ)時代の文芸雑誌(ぶんげいざっし)。1893(明治(めいじ)26)年,星野天知主宰(ほしのてんちしゅさい)のもとに,北村透谷(きたむらとうこく)・島崎藤村(しまざきとうそん)らが中心となって創刊(そうかん)。透谷(とうこく)の評論(ひょうろん),『たけくらべ』『大つごもり』などの樋口一葉(ひぐちいちよう)の作品,藤村(とうそん)の『若菜集(わかなしゅう)』の詩などが発表された。上田敏(うえだびん)もこの雑誌(ざっし)の後半期に活躍(かつやく)した。1898年1月終刊。