ふんきゅうぼ【墳丘墓】 弥生(やよい)時代中期以降(いこう)の首長クラスの墳墓(ふんぼ)。方形ないし円形を基本(きほん)とし,長方形やだ円形のものや四隅(よすみ)に突出(とっしゅつ)部を有するものが見られた。埋葬施設(まいそうしせつ)は2個以上(こいじょう)で,祭祀(さいし)用の特殊(とくしゅ)なつぼ・器台(きだい)をおくものがあった。副葬(ふくそう)品は古墳(こふん)にくらべて貧弱(ひんじゃく)で,少量(しょうりょう)の剣(けん)や玉類(るい)などがおさめられていたにすぎない。