ぶんちせいじ【文治政治】 学問・教育の奨励(しょうれい)によって人心をおさめていく政治(せいじ)のことで,武断政治(ぶだんせいじ)に対する言葉。せまい意味では,江戸(えど)時代前期,4代将軍(しょうぐん)家綱(いえつな)の時代から7代家継(いえつぐ)の時代まで(1651〜1716年)をさし,とくに家宣(いえのぶ)・家継(いえつぐ)の時代(1709〜1716年)に幕政(ばくせい)を補佐(ほさ)した新井白石(あらいはくせき)の政治(せいじ)をいう。