べいか【米価】 米の価格(かかく)のこと。日本では,近年まで食糧管理制度(しょくりょうかんりせいど)の下で,生産者(せいさんしゃ)から国が買い上げる米価(べいか)と,消費者(しょうひしゃ)へ国が売り渡(わた)す米価(べいか)とが決められ,政府(せいふ)による規制(きせい)がきびしかった。1995年11月から改正食糧法(かいせいしょくりょうほう)が施行(しこう)され,米価(べいか)への政府(せいふ)の規制(きせい)がゆるみ,備蓄(びちく)用の政府米以外(せいふまいいがい)の自主流通米(じしゅりゅうつうまい)や自由米(計画外流通米(けいかくがいりゅうつうまい))の価格(かかく)は,市場の動向によって決定(けってい)されることになった。2004年に改正食糧法(かいせいしょくりょうほう)と改(あらた)められ,米穀価格(べいこくかかく)形成センターをつくって大半の米が自由に販売(はんばい)できるようになった。