へいきんかいめん【平均海面】 (1)測地(そくち)学では,海面が長い年月の平均(へいきん)としてとる形をいう。平均(へいきん)海水面ともいう。仮想的(かそうてき)な形ではあるが,海水全量(ぜんりょう)の増減(ぞうげん)がなければ一定であると考え,これを地球の形を代表するジオイド(長年月にわたって平均した海面)と一致(いっち)するものとする。地点の標高(ひょうこう)をあたえる基準(きじゅん)面でもある。(2)海洋物理学では1日,1月,1年などの一定期間測定(そくてい)した水位(すいい)の平均(へいきん)をいい,平均水面(へいきんすいめん)ともいう。