へいけのうきょう【平家納経】 平清盛(たいらのきよもり)が1164年に子重盛(しげもり),弟頼盛(よりもり)など平家(へいけ)一門の人たちとともに,平氏(へいし)の繁栄(はんえい)をいのって安芸(あき)国(広島(ひろしま)県)の厳島(いつくしま)神社に奉納(ほうのう)した写経(しゃきょう)33巻(かん)。32巻(かん)の経文(きょうもん)と清盛(きよもり)の願文(がんもん)1巻(かん)とからなり,各巻(かくかん)とも模様(もよう)その他に技巧(ぎこう)をこらし,装飾経(そうしょくきょう)の代表的優品(だいひょうてきゆうひん)として知られる。国宝(こくほう)。