へいこうかんかく【平衡感覚】 頭および全身の位置(いち)や直進・回転運動などを判別(はんべつ)する感覚(かんかく)。平衡覚(へいこうかく)ともいう。平衡感覚(へいこうかんかく)を感じる器官(きかん)は,前庭器官(ぜんていきかん)と半規管(はんきかん)よりなる。前庭は頭の位置(いち)や直進運動の加速度(かそくど)を感じ,半規管(はんきかん)は回転運動を感じる。これらの運動感覚(かんかく)には残感覚(ざんかんかく)があり,とくに回転運動中やその後に,はなはだしい,めまいがおこることもある。