へいじものがたりえまき【平治物語絵巻】 平治(へいじ)の乱(らん)に取材(しゅざい)した絵巻(えまき)。鎌倉(かまくら)時代中期,住吉慶恩(すみよしけいおん)の作とつたえられ,合戦絵巻(かっせんえまき)のなかでも最高(さいこう)の傑作(けっさく)とされる。「六波羅行幸巻(ろくはらぎょうこうのまき)」(国宝(こくほう)),「信西巻(しんぜいのまき)」(重要文化財(じゅうようぶんかざい)),「三条殿焼討巻(さんじょうどのやきうちのまき)」(ボストン美術館蔵(びじゅつかんぞう))の3巻(かん)が現存(げんそん)する。