へいみんしゃ【平民社】 明治(めいじ)時代末期(まっき)の社会主義(しゅぎ)者の結社(けっしゃ)。『万朝報(よろずちょうほう)』をしりぞいた幸徳秋水(こうとくしゅうすい)・堺利彦(さかいとしひこ)が1903(明治(めいじ)36)年におこした。自由・平等・博愛(はくあい)にもとづく平民(へいみん)主義(しゅぎ),社会主義(しゅぎ),平和主義(しゅぎ)をとなえて週刊(しゅうかん)『平民新聞(へいみんしんぶん)』を発刊(はっかん)。政府(せいふ)の弾圧(だんあつ)と社内不統一(ふとういつ)で1905年に解散(かいさん)し,翌年再興(よくねんさいこう)したが,1907年に解体(かいたい)した。