ベトナムの統一と独立をめぐる争いに,アメリカ合衆国が介入して行われた戦争(1960〜75年)。第2次インドシナ戦争ともいう。インドシナ戦争が終わったあと,アメリカは共産主義をふせぐためとして南ベトナムの独裁政権を支援したが,独裁反対の民衆運動と,南ベトナム解放民族戦線のゲリラ活動が高まった。1965年,アメリカは解放戦線を援助している北ベトナムを爆撃(北爆)して戦争を拡大,最大54万人の軍隊をおくり,ベトナム全土に史上最大の爆撃をくわえた。それでも解放勢力は屈伏せず,さらに世界中に反戦運動がおこった。1973年に停戦協定が成立。
コーチ
1975年,アメリカ
軍の
撤退とともに南ベトナム
政権がくずれ,
内戦が終わり,南北ベトナムは
翌年統一した。