赤血球にふくまれている赤い色素。ヘモグロビンは,鉄をふくむ特別の色素(ヘムまたはヘモクロモゲン)とグロビンというタンパク質との複合体で,酸素の多いところ(肺胞)では,容易にこれと結合して鮮紅色の酸素ヘモグロビンになり,酸素の少ないところ(全身の組織)へいくと,酸素をはなして暗紅色のもとのヘモグロビンにもどる。血液はヘモグロビンの働きによって,内呼吸のための酸素の運搬をしている。◇ヘモグロビンの量は,成人男子で血液の13〜14%,女子では男子の90%ぐらいといわれている。
コーチ
一酸化炭素のヘモグロビンとの
結合力は,
酸素の300倍も強い。
一酸化炭素によって
血液が
酸素を運べなくなった
状態が
一酸化炭素中毒。