1919年6月,連合国とドイツがむすんだ第一次世界大戦の講和条約。パリ講和会議で草案が作成され,ベルサイユ宮殿で調印された。15編あるうち第1編が,国際連盟規約となっている。ドイツは本国の一部(アルザス・ロレーヌなど)とすべての植民地をうしない,軍備は制限され,多額の賠償金を支払うことになった。日本は山東省でのドイツの権益を受けつぎ,委任統治領として旧ドイツ領南洋諸島を得た。
コーチ
ベルサイユ
条約のほか
連合国は
敗戦国と
個別に
講和条約をむすび,これらの
条約によってつくりだされた第一次世界
大戦後の
国際秩序を「ベルサイユ
体制」という。