ベルディ(ジュゼッペ=) (1813〜1901)イタリアの作曲家。イタリアオペラの最大(さいだい)の作曲家といわれ,1851年に『リゴレット』を発表後,『椿姫(つばきひめ)』『アイーダ』『トロバトーレ』などを次々に作曲した。かれは歌手を尊重(そんちょう)するイタリアの伝統(でんとう)を生かしながら,伴奏(ばんそう)の管弦(かんげん)楽も重んじ,劇(げき)と音楽の一体化をはかって,すぐれたオペラを完成(かんせい)した。ほかに『鎮魂(ちんこん)ミサ曲』や器楽(きがく)のための作品がある。