ペルトンすいしゃ【ペルトン水車】 1870年アメリカ人ペルトンが発明した水力発電機(き)用の水車。円板の周囲(しゅうい)に多数のバケットを取りつけ,ノズルから噴出(ふんしゅつ)する水をバケットにつきあて,その運動エネルギーによって水車を回転させる。衝動(しょうどう)水車ともいう。300m以上(いじょう)の高落差(こうらくさ)で,比較的水量(ひかくてきすいりょう)の少ないところに用いられる。水車のすえつけ状態(じょうたい)により横軸型(よこじくがた)と縦軸型(たてじくがた)に大別(たいべつ)され,前者は中容量機以下(ようりょうきいか)に,後者は大容量機(ようりょうき)に用いる。