へんしん【変身】

ドイツの作家カフカの中編小説(ちゅうへんしょうせつ）。1916年作。ある朝目をさますと，1匹(ぴき）の毒虫(どくむし）に変身(へんしん）していた男ザムザの悲劇(ひげき）を通して，現代(げんだい）人の心にひそむ恐怖(きょうふ）と絶望(ぜつぼう）を象徴的(しょうちょうてき）にえがく。