政府などの機関が外国通貨との交換比率を固定にしないで,外国為替相場の市場での変動を自由にみとめる制度のこと。変動為替相場制ともいう。第二次世界大戦後,世界各国は各国通貨間の交換比率を固定した固定相場制をとっていたが,アメリカ合衆国が金とドルとの交換を停止したのが契機となって,1973年2月以降,世界各国はいっせいに変動相場制へと移行した。
コーチ
変動相場
制といっても,あまり相場の上下がはげしいときは,
通貨当局(日本では
財務省や日本銀行)が,
単独または数か国
共同で
介入して,
変動を
最小限にとどめる
努力をする。