べんもう【鞭毛】 原生動物のべん毛虫類(るい)や海綿(かいめん)動物の細胞(さいぼう),べん毛藻類(そうるい)および精子(せいし)・遊走子などに見られる毛。繊毛(せんもう)とちがって数が少なく,やや太くて長い。これをむちのようにふって水中を泳ぐ運動器官(きかん)であるが,海綿(かいめん)動物では水流をおこして食物をとらえる。根本的(こんぽんてき)なつくりは繊毛(せんもう)と同じである。