ほうしよう【胞子葉】 シダ植物で,胞子(ほうし)をつくる働(はたら)きをもつ葉をいう。実葉(じつよう)ともいう。緑色でもっぱら光合成(こうごうせい)を行うふつうの葉を,栄養(えいよう)葉または裸葉(らよう)というのに対する語。海藻(かいそう)では褐藻(かっそう)植物のワカメやチガイソなどに見られるが,藻類(そうるい)には真の葉はないから便宜(べんぎ)上のよび名である。コーチ 広い意味では,種子(しゅし)植物のおしべとめしべも葉の変形(へんけい)であり,胞子(ほうし)葉とよぶことがある。