ほうじょうさねとき【北条実時】 (1224〜1276)鎌倉(かまくら)時代中期の武将(ぶしょう)。実泰(さねやす)の子で,義時(よしとき)の孫(まご)にあたる。幕府(ばくふ)の要職(ようしょく)につき,執権(しっけん)(将軍(しょうぐん)の補佐(ほさ)役)泰時(やすとき)・時頼(ときより)からあつく信頼(しんらい)された。また,学問をこのみ,武蔵(むさし)国金沢(かなざわ)(今の横浜(よこはま)市金沢(かなざわ)区)に住んで多くの書物を集めて,金沢(かなざわ)文庫をつくった。◇金沢実時(かなざわさねとき)ともいう。