ほうじょうそううん【北条早雲】 (1432〜1519)戦国(せんごく)時代の武将(ぶしょう)。後(ご)北条氏(ほうじょうし)の祖(そ)。伊勢新九郎長氏(いせしんくろうながうじ)と名のり,今川氏(いまがわし)の家臣(かしん)から身をおこして,しだいに勢力(せいりょく)をのばし,伊豆(いず)国(静岡(しずおか)県)を制圧(せいあつ)して韮山(にらやま)に築城(ちくじょう)。ついで小田原城(おだわらじょう)をうばって相模(さがみ)国(神奈川(かながわ)県)に進出し,1516年には相模(さがみ)をしたがえ,関東(かんとう)一円を支配(しはい)する後北条氏(ごほうじょうし)5代の基礎(きそ)をつくった。