ほうじょうときまさ【北条時政】 (1138〜1215)鎌倉(かまくら)時代初期(しょき)の武将(ぶしょう)。源頼朝(みなもとのよりとも)の妻政子(つままさこ)の父。もとは平氏(へいし)の家臣(かしん)で,伊豆(いず)国(静岡(しずおか)県)に流されていた頼朝(よりとも)の監視(かんし)役をつとめていたが,頼朝(よりとも)が兵(へい)をあげると,これを助けて鎌倉政権(かまくらせいけん)を樹立(じゅりつ)。頼朝(よりとも)の死後,2代将軍(しょうぐん)頼家(よりいえ)を伊豆修禅寺(いずしゅぜんじ)にとじこめてころし,その弟実朝(さねとも)を3代将軍(しょうぐん)として初代(しょだい)の執権(しっけん)(将軍(しょうぐん)の補佐(ほさ)役)となり,政治(せいじ)の実権(じっけん)をにぎった。