ぼうそうはんとう【房総半島】 関東(かんとう)地方南東部,千葉県(ちばけん)の大半をしめる半島。北部は下総(しもうさ)台地や九十九里(くじゅうくり)平野などが広がり,かつては米作,近年はトマト・キュウリ・メロン・洋菜(ようさい)などの施設園芸(しせつえんげい)農業が発達(はったつ)する。また都市化も急速に進み,東京湾(とうきょうわん)岸(がん)は京葉(けいよう)工業地域(ちいき)にふくまれ,工業化がいちじるしい。南部は房総丘陵(ぼうそうきゅうりょう)で,南房総(ぼうそう)国定公園に指定され,首都圏(けん)の観光(かんこう)・保養(ほよう)地になっている。気候(きこう)は温暖(おんだん)で,乳牛飼育(にゅうぎゅうしいく)や野菜(やさい)・草花の栽培(さいばい)がさかん。漁業(ぎょぎょう)も活発。