ほうろうき【放浪記】 林芙美子(はやしふみこ)の長編小説(ちょうへんしょうせつ)。第1部・第2部は1930(昭和5)年,第3部は1949(昭和24)年刊(かん)。飢(う)えと孤独(こどく)になやまされながら放浪(ほうろう)生活をつづけた体験(たいけん)を,日記体でつづった自伝的(じでんてき)作品。発表と同時に好評(こうひょう)を博(はく)し,作者の出世作となった。