ほうわ【飽和】 (1)水面から大気中への蒸発(じょうはつ)が行われないとき,大気中の水蒸気(すいじょうき)は飽和(ほうわ)しているという。このとき相対湿度(しつど)は100%である。水蒸気量(すいじょうきりょう)はかわらなくても,気温が下がると空気の相対湿度(しつど)は増加(ぞうか)し,ついには飽和(ほうわ)する。相対湿度(しつど)が100%以上(いじょう)であるが,凝結(ぎょうけつ)がおこらない状態(じょうたい)を過飽和(かほうわ)という。(2)溶媒(ようばい)に溶質(ようしつ)をとかした場合,もうそれ以上溶質(いじょうようしつ)がとけなくなったとき飽和(ほうわ)したといい,このときの溶液(ようえき)を飽和溶液(ほうわようえき)という。