広い意味に使うときは,すべての天体をさす。それらから太陽・地球・月をのぞいたものをいうこともある。せまい意味に使うときは,恒星だけをさす。
〔星の1日の動き〕
星を
観察すると,星はたがいの
位置をかえないで,ほぼ
北極星を中心にして東から西へ,1日に1回転,1時間に15度の速さで動いているように見える。この動きを星の
日周運動という。星の
日周運動は,地球が
地軸を中心に西から東へ,1日に1回転(自転)しているために生じる見かけの運動である。
〔星の1年の動き〕
星(
星座)は,毎日同じ
時刻に同じ場所から
観察すると,東から西へ1日に
約1度,1か月に
約30度ずつ見える
位置がかわっていく。このため,
季節によって見える星が
異なる。星のこの
年周運動は,地球が1年に1回太陽のまわりを回っている(公転)ために生じる見かけの運動である。