ほっけいっき【法華一揆】 室町(むろまち)時代末期(まっき),法華(ほっけ)(日蓮(にちれん))宗(しゅう)の信者(しんじゃ)がおこした一揆(いっき)。天文法華(てんもんほっけ)の乱(らん)ともいう。当時,京都(きょうと)を中心として多くの信者(しんじゃ)をもつ法華宗(ほっけしゅう)と一向宗(いっこうしゅう)が対立をしていたが,1532年,細川晴元(ほそかわはるもと)とむすんだ法華宗徒(ほっけしゅうと)は,一向宗(いっこうしゅう)の山科本願寺(やましなほんがんじ)を焼(や)き討(う)ちして京都(きょうと)の町政(ちょうせい)をにぎった。しかし,1536年に一向宗(いっこうしゅう)の反撃(はんげき)を受けて寺院を焼(や)かれて堺(さかい)(大阪府(おおさかふ))にしりぞき,京都(きょうと)での勢力(せいりょく)はしだいにおとろえた。