ぼっちゃん【坊っちゃん】 夏目漱石(なつめそうせき)の小説(しょうせつ)。1906(明治(めいじ)39)年発表。四国(しこく)の中学の数学教師(きょうし)になった一本気な主人公が,持ちまえの正義(せいぎ)感からいろいろな事件(じけん)をひきおこし,ついに辞表(じひょう)をたたきつけて帰京するという,痛快(つうかい)でユーモアあふれる作品。漱石(そうせき)の代表作の1つである。コーチ 漱石(そうせき)は1895年に,短期間ではあるが愛媛(えひめ)県の松山(まつやま)中学の英語教師(えいごきょうし)となった。その経験(けいけん)をもとに,この作品が書かれたといわれる。