ボッティチェリ(サンドロ=) (1445〜1510)イタリアのルネサンス期(き)の代表的(だいひょうてき)画家。フィレンツェに生まれ,フィリッポ=リッピに絵を学んだ。感傷的(かんしょうてき)な詩情(しじょう)にみちた作風を発展(はってん)させ,繊細(せんさい)で優美(ゆうび)な画風を確立(かくりつ)。ギリシャ神話から題材(だいざい)をとった作品や宗教(しゅうきょう)画を多くえがいた。代表作に「ビーナスの誕生(たんじょう)」「春」「受胎告知(じゅたいこくち)」がある。◇フィレンツェの大富豪(ふごう)メディチ家がパトロンだった。