ホッブズ(トーマス=) (1588〜1679)イギリスの社会思想家。デカルトやベーコンと交友。人間は自然状態(しぜんじょうたい)のままだと万人が万人に対する闘争(とうそう)の世界となるため,たがいに契約(けいやく)をむすんで国家をつくり,全権(ぜんけん)を主権(しゅけん)者にゆだねるべきだと説(と)いた。これが社会契約説(けいやくせつ)の先がけをなした。代表的(だいひょうてき)な著書(ちょしょ)に『リバイアサン』がある。