ボナール(ピエール=) (1867〜1947)フランスの画家。ゴーギャンの教えをもとに,平坦(へいたん)で明るい色彩配置(しきさいはいち)によって,力強い装飾効果(そうしょくこうか)をねらうナビ派(は)をビュイヤールらとともに形成(けいせい)。とくに晩年(ばんねん)は朱(しゅ)や黄色の華麗(かれい)な色彩(しきさい)や,密度(みつど)の高い描法(びょうほう)と大胆(だいたん)な構図(こうず)で,「色彩(しきさい)の魔術師(まじゅつし)」とよばれるほどであった。