東ヨーロッパの北部,バルト海に面する国。政体は共和政で,元首は大統領。首都ワルシャワ。南部の山地・丘陵地以外はほとんどが平地。気候は東へいくほど大陸性で冷涼。社会主義国時代から個人経営の農業が中心で,麦類・ジャガイモ・テンサイなどを栽培するが,経営規模は小さい。石炭・硫黄が豊富で,銅・鉛・亜鉛なども産出。鉄鋼・機械・造船・化学・繊維・食品など各種の工業が発達。14〜16世紀に繁栄したが,その後周辺の強国に圧迫され,1772年以降,分割・消滅と独立をくりかえした。1990年代にはECに接近し,国営企業の民営化など市場経済への移行を進め,2004年,EU(ヨーロッパ連合)加盟。面積:31.3万km2,人口:3828万。
〔国名の由来〕
ポーランド語で「ポルスカ」といい,「
農耕に
従事していた人々の土地」「平原の国」の意味。
〔国旗の由来〕
王国の
建国者レヒが赤い夕日の中を白いワシが飛ぶのを見て国章をつくったという
伝説にもとづき白と赤の2色で表す。