ホール 半導体(はんどうたい)の結晶(けっしょう)において,価(か)電子が1個不足(こふそく)している状態(じょうたい)。これをホールまたは正孔(せいこう)という。たとえばゲルマニウムは4個(こ)の最外殻(さいがいかく)電子によりたがいに共有結合(きょうゆうけつごう)をして結晶(けっしょう)をつくるが,この中に不純物(ふじゅんぶつ)として3個(こ)の最外殻(さいがいかく)電子をもつインジウムをくわえると,ゲルマニウムはインジウムとも同様な共有結合(きょうゆうけつごう)をして結晶(けっしょう)をつくり,ホールができる。◇ホールは,電界をかけると正電荷をもった粒子(りゅうし)と同じようにふるまう。