ほんけ・ぶんけ【本家・分家】 第二次世界大戦(たいせん)までの「家」の制度(せいど)のもとで,親族の中心となる家を本家,本家から分かれた家を分家という。長男が本家をつぎ,次男・3男が分家するのがふつう。また,血のつながりのない奉公(ほうこう)人などを分家させるような,奉公(ほうこう)人分家という形もあった。◇戦後(せんご)の民法(みんぽう)の改正(かいせい)で,法律(ほうりつ)上本家・分家の関係(かんけい)はなくなった。しかし,農山村の一部では,現在(げんざい)もこうした関係(かんけい)が見られる。