ほんぞうがく【本草学】 中国古来の学問で,動・植・鉱物(こうぶつ)を医薬にする目的(もくてき)で研究するもの。わが国へは唐僧鑑真(とうそうがんじん)によってつたえられたといわれ,江戸(えど)時代にさかんで博物(はくぶつ)学の基礎(きそ)をなした。貝原益軒(かいばらえきけん)・稲生若水(いのうじゃくすい)・青木昆陽(あおきこんよう)・平賀源内(ひらがげんない)などがすぐれた本草学者として知られる。◇本草とは「薬の本となる草」という意味の漢語。