ポンペイ 南イタリアのカンパニア地方,ベズビオ山の南東ろくにある古代都市遺跡(いせき)。紀元(きげん)前80年ごろローマの植民(しょくみん)地となり,別荘(べっそう)地・保養(ほよう)地として発展(はってん)したが,79年のベズビオ大噴火(ふんか)のとき,火山噴出(ふんしゅつ)物で埋没(まいぼつ)。1748年に発見,1860年以降(いこう)に組織的(そしきてき)な発掘(はっくつ)が進められ,広場・公共浴場(こうきょうよくじょう)・劇場(げきじょう)・市場のあとなどが見つかり,当時の都市生活を知る重要資料(じゅうようしりょう)を提供(ていきょう)している。