マクベス イギリスの劇(げき)作家シェークスピアの4大悲劇(ひげき)の1つ。1606年初演(しょえん)と推定(すいてい)。スコットランドの武将(ぶしょう)マクベスは,荒野(こうや)で出あった魔女(まじょ)や野望(やぼう)にもえる妻(つま)にそそのかされ,王ダンカンを暗殺(あんさつ)して王位(おうい)につく。しかしマクベスは,王位(おうい)をおびやかされる不安(ふあん)と罪(つみ)の意識(いしき)になやまされ,ついにはダンカンの遺児(いじ)マルコムにころされる。◇マクベスやその妻(つま)の心理描写(びょうしゃ)がみごとである。