ヨーロッパ南部,バルカン半島の中央にある内陸国。政体は共和政で,元首は大統領。首都スコピエ。山地・盆地・渓谷が複雑に入り組んだ地形。農牧業が主産業で,小麦・米・タバコ・綿花を生産。15世紀にオスマン帝国領となり,2次にわたるバルカン戦争後,ブルガリア・ギリシャ・セルビアに3分割された。このセルビア領内に組みこまれていた地域が,のちにユーゴスラビア内のマケドニア共和国となった。1991年9月に独立を宣言。面積:2.6万km2,人口:206万。
〔国名の由来〕
紀元前7
世紀ごろ王国をきずいたギリシャ
系のマケドニア人の名にちなむ。もとの意味は古代ギリシャ語で「高地の人」。
〔国旗の由来〕
赤地に,8本の光をはなつ太陽をえがく。太陽は南国の
自然を表す。
コーチ
ギリシャは,マケドニアはギリシャの地方名であると
主張し,国名にマケドニアを使うのに強く反対している。そのため,
国連には「マケドニア
旧ユーゴスラビア共和国」で
加盟している。