マス【〈鱒〉】 せまい意味では,北海道や北太平洋に多いサクラマスをさす。沿岸(えんがん)にすみ,5〜7月に川にのぼり,8〜10月に産卵(さんらん)する。稚魚(ちぎょ)は翌年(よくねん)の3〜6月に海にくだり,海で約(やく)1年をすごす。◇広い意味でのマスは,サケ目 サケ科中の1群(ぐん)であるが,サケとマスとの区別(くべつ)は明らかでない。ギンザケをギンマス,ベニザケをベニマスなどとよんだりしている。コーチ 一生のある時期を海ですごすものをサケ,湖または川で一生を送るものをマスとよぶこともある。