まつもとせいちょう【松本清張】 (1909〜1992)昭和時代の小説(しょうせつ)家。福岡(ふくおか)県に生まれる。電気会社の給仕(きゅうじ),印刷工(いんさつこう)などをへて,1952(昭和27)年に『或(あ)る「小倉日記(こくらにっき)」伝(でん)』で芥川賞(あくたがわしょう)を受賞(じゅしょう),作家生活に入る。以後(いご),社会性(せい)の強い推理小説(すいりしょうせつ)を書きつづけ,古代史(し)や昭和史(し)の分野でも多くの作品をのこした。代表作は『点と線』『ゼロの焦点(しょうてん)』『砂(すな)の器(うつわ)』など。