マーラー(グスタフ=) (1860〜1911)オーストリアの作曲家・指揮(しき)者。おさないころから音楽の才能(さいのう)をあらわし,ウィーン音楽院で学んだ。1880年から指揮(しき)活動を始め,ウィーン宮廷劇場(きゅうていげきじょう)・ブダペスト王立歌劇(かげき)場などで指揮(しき)者をつとめ,アメリカのメトロポリタン歌劇(かげき)場の指揮(しき)者としてもまねかれた。作曲家としては後期ロマン派(は)の最後(さいご)の巨匠(きょしょう)とされている。作品には交響(こうきょう)曲『大地の歌』,歌曲『さすらう若人(わこうど)の歌』『亡(な)き子をしのぶ歌』など。