みだれがみ【みだれ髪】 与謝野晶子(よさのあきこ)の第1歌集。鳳晶子(ほうあきこ)の旧姓(きゅうせい)で発表。1901(明治(めいじ)34)年刊(かん)。封建的(ほうけんてき)な因習(いんしゅう)に反抗(はんこう)して人間性(にんげんせい)を肯定(こうてい),恋愛(れんあい)の賛美(さんび)を情感(じょうかん)ゆたかにうたいあげた,浪漫主義(ろうまんしゅぎ)文学の代表作。明星(みょうじょう)派(は)の短歌にあたえた影響(えいきょう)は大きい。◇「その子二十(はたち) 櫛(くし)にながるる黒髪(くろかみ)のおごりの春のうつくしきかな」