みっきょう【密教】 仏教(ぶっきょう)の一派(いっぱ)。秘密(ひみつ)教ともいう。仏(ほとけ)の悟(さと)りの境地(きょうち)に達(たっ)するため,きびしい修行(しゅぎょう)を行い,祈(いの)りやまじないを重んじたが,その教えは直接(ちょくせつ)に師(し)から弟子につたえられ,公開されなかった。7〜8世紀(せいき)にインドにおこり,日本には平安時代初期(しょき)に,中国(唐(とう))から帰った空海(くうかい)・最澄(さいちょう)らによってつたえられ,それぞれ真言宗(しんごんしゅう)・天台宗(てんだいしゅう)にとりいれられた。