みとはん【水戸藩】 江戸(えど)時代,常陸(ひたち)国茨城郡水戸(いばらきぐんみと)(茨城(いばらき)県水戸(みと)市)におかれた藩(はん)。徳川(とくがわ)家の親藩(しんぱん)で御三家(ごさんけ)の1つ。藩祖(はんそ)は家康(いえやす)の第11子頼房(よりふさ)。35万石(ごく)。2代藩主光圀(はんしゅみつくに)は『大日本史(だいにほんし)』の編(へん)さんを手がけ,この編(へん)さん事業を通じて水戸学(みとがく)がおこった。9代藩主斉昭(はんしゅなりあき)は天保(てんぽう)年間(1830〜1844年)に藩政改革(はんせいかいかく)を行い,弘道館(こうどうかん)を設立(せつりつ)した。