みなもとのよしいえ【源義家】 (1039〜1106)平安時代後期の武将(ぶしょう)。頼義(よりよし)の長男で,元服(げんぷく)して八幡太郎(はちまんたろう)と名のった。父とともに前九年の役(えき)にしたがって戦功(せんこう)を立て,のち陸奥(むつの)守兼鎮守府将軍(かみけんちんじゅふしょうぐん)になり,後三年の役(えき)を平定。このとき,朝廷(ちょうてい)からは恩賞(おんしょう)がなかったので,義家(よしいえ)は自分の財産(ざいさん)を家来たちに分けあたえ,東国における源氏(げんじ)の勢力(せいりょく)をかためた。