みやざきやすさだ【宮崎安貞】 (1623〜1697)江戸(えど)時代前期の農学者。安芸(あき)国(広島(ひろしま)県)の生まれ。福岡藩(ふくおかはん)に仕えたが,30歳(さい)をすぎてから勤(つと)めをやめ,各地(かくち)をめぐって農業の実態(じったい)を調べ,農業技術(ぎじゅつ)の改良(かいりょう)につとめた。また,中国の農業書をくわしく研究し,これに40年の経験(けいけん)をくわえて『農業全書』をあらわし,農業の発達(はったつ)に大きな役割(やくわり)をはたした。