みやもとむさし【宮本武蔵】 (1584?〜1645年)江戸(えど)時代初期(しょき)の剣術家(けんじゅつか)。生まれは播磨国(はりまのくに)(兵庫(ひょうご)県)とも,美作国(みまさかのくに)(岡山(おかやま)県)ともいわれる。諸国(しょこく)をめぐり歩いて修業(しゅぎょう)し,二刀流(にとうりゅう)をあみだして小倉(こくら)(福岡(ふくおか))藩主細川忠利(ほそかわただとし)に仕えた。かれの書いた『五輪書(ごりんのしょ)』は代表的(てき)な兵法書(へいほうしょ)。晩年(ばんねん)は絵をたしなみ二天(にてん)と号して作品が現存(げんぞん)。吉岡清十郎(よしおかせいじゅうろう)との試合や佐々木小次郎(ささきこじろう)との巌流島(がんりゅうじま)での決闘(けっとう)などは武芸談(ぶげいだん)が伝説化(でんせつか)されて残(のこ)る。